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【印象材】 4. その他の印象材 印象用石膏・印象用ワックス・モデリングコンパウンド・酸化亜鉛ユージノール印象材・機能印象材

印象と模型製作

印象材について

さて、「印象用石膏」「印象用ワックス」「モデリングコンパウンド」「酸化亜鉛ユージノール印象材」この4つの共通点は、何かな?

共通点・・・確か、分類のところで勉強したっけ。

えーっと・・・4つとも、非弾性印象材の仲間だよね?

正解!

非弾性印象材だから、アンダーカットのある印象採得はできないけれどどれもその材料の個性を生かした使い方がされているよ。

 

ここでは、「4種類の印象材」と「機能印象材」のポイントについて、簡単に解説していくよ。

印象用石膏ってどんな印象材?

【その1】非弾性印象材の不可逆性印象材である。
【その2】アンダーカットのない無歯顎(歯が全くない状態)の印象採得に使われる。
【その3】主成分は、普通石膏である。

印象用ワックスってどんな印象材?

【その1】非弾性印象材の不可逆性印象材である。
【その2】咬合こうごう(歯と歯のかみ合わせ)の印象に使われる。
BITE (バイト)とは、かみ合わせの意味

酸化亜鉛ユージノール印象材ってどんな印象材?

【その1】非弾性印象材の不可逆性印象材である。
【その2】アンダーカットのない無歯顎(歯が全くない状態)の印象採得に使われる。硬化後に寸法変化がないため、クラウンの仮着かちゃくにも使われる。
【その3】唇や粘膜などの軟組織に触れると、灼熱感しゃくねつかんを与える欠点がある。また、主成分であるユージノールのハーブのような独特の香りが強く、苦手とする人もいる。

モデリングコンパウンドってどんな印象材?

【その1】非弾性印象材の可逆性印象材である。
【その2】個人トレーの辺縁に取り付け、全部床義歯の辺縁の印象採得に使われる。また、フェイスボウという、あごと頭の位置を調べる時にも使われる。
【その3】主成分は、熱可塑性ねつかそせい樹脂じゅし(加熱すると柔らかくなり、冷却すると硬くなる樹脂)である。
モデリングコンパウンド
熱湯でコンパウンドを温めて柔らかくする様子
個人トレーの辺縁に取り付ける
フェイスボウトランスファー かみあわせを記録する

機能印象材ってどんな印象材?

【その1】非弾性印象材の不可逆性印象材である。
【その2】粘膜の正確な印象をとるために、義歯などの内面に塗布して使われる。ダイナミック印象ともいわれる。
【その3】主成分はポリエチルメタクリレート(粉)と、エタノール(液)である。
粉と液を混ぜて使用する
 内面に塗る
数週間かけて硬化する

印象材って種類がたくさんあって、使われている材料もいろいろあるんだね。

そうだね。使うときは、目的に合わせて使い分けられるようにしていきたいね。

次回は、印象材の性質について解説していきます。

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